N-BOXを高く売る!7年落ち走行距離5万~6万キロ物件で分かる買取査定相場
一番売れている軽トールワゴン「ホンダN-BOX」。
2017年にフルモデルチェンジされて性能が一気にブラッシュアップされてからは不動の人気を誇っています。
そんなN-BOXですが、現行モデル、および2017年以前のものの買取相場はいくらぐらいなのか?
過去7年のN-BOXの買取相場を予想してみましたので売却を考えている方は是非参考にしてください。
・中古市場でのN-BOX
・N-BOXはいくらぐらいで売却できるのか?
・買取金額を予想する裏ワザ
・N-BOXを高く売るタイミング
・今後のN-BOX人気(予想)
新車人気抜群のN-BOXは中古車市場ではどうか?
ホンダN-BOXは2011年に初代N-BOXが発売され、2017年秋にフルモデルチェンジされました。
通常、中古車市場ではフルモデルチェンジすると(フルモデルチェンジ前のモデルが)大きく値崩れするのが常ですが、
N-BOXの場合は2019年1月の時点では「まだ(値崩れは)こんなものか…」という程度で踏みとどまってります。
これはN-BOXがもともと人気車種だったいうこともありますが、それよりも “現行のN-BOXの爆発的な人気につられて、過去モデルの人気も引き上げられている” というのがあります。
ハッキリ言ってしまうと、現行モデルの人気にあやかって、旧モデルが過大評価されている状態です。
正直、元中古車販売店スタッフの私から見ても「この年式でこの状態のN-BOXがこの値段なら、もっと安い他の軽トールワゴン買を勧めるな」と思ってしまうような物件も少なくありません^^;
N-BOXオーナーなら既にご存知でしょうが、フルモデルチェンジ前と後とでは全てにおいて比べ物になりません。
ですから、特に2017年以前のN-BOXオーナーは、過大評価を受けているう今のうちに売却を具体的に考えても良いかもしれませんね。
それともう一つ、N-BOXの売却にはある懸念材料があります。
それはN-BOXは人気がありすぎて新車販売台数も相当スゴイことになっているために、中古車市場にもN-BOXが溢れかえってしまっていることです。
今はまだ中古市場でもN-BOX人気は健在なので大丈夫ですが、今後N-BOX人気が落ち着いてくれば、需要と供給のバランスが崩れ、供給過多気味になるのは避けられないと思います。
そういったことも考慮して、もしN-BOXの売却を考えているなら、軽乗用車は普通乗用車よりも走行距離にこだわる人が多いというのもあるので、走行距離が少ないうちに売却の検討をはじめたほうが良いでしょう。
何だかんだ言っても今のN-BOX人気は相当ですから、他の軽ハイトワゴンよりも買取業者も積極的に買取します。特にN-BOXカスタムやターボ付きのN-BOXは女性男性共に人気も高くよく売れていますね。
今現在のN-BOXの本来の価値を把握しておこう
N-BOXは超人気車種ですから、現状は高額買取が期待できるのは間違いありません。
2017年以前のモデルでも現行モデルの人気に便乗して、それほど値を下げていないというのも魅力でしょう。
ただしこの人気がいつまで続くかは分かりませんし、当然ですが、いつまでも乗り続けていれば走行距離が増えて確実に価値を下げていきます。
特に軽自動車は、いまだに「10万kmがエンジン寿命」と思っている人が少なからずいるため走行距離は大きく査定に影響します。
実際25年ぐらい前までの軽自動車は走行距離10万kmがエンジンの寿命の目安でした。
もし近い将来の買い替えを検討しているなら、現状のあなたのN-BOXがいくらで売れるのか?把握しておくと良いと思います。
とは言ってもホンダのディーラーに下取り額の見積もりをお願いするのはおすすめできません。
と言うのも、これはホンダに限らず、どのメーカーのディーラーもそうなのですが
もともとディーラーは下取り額が一般の買取業者よりも20~50%ほど安く、また年式の古いもの、走行距離が多いものにはほとんど値をつけないからです。
ディーラーは下取りした車を中古車として販売する前に、徹底的にメンテ&修理をするので部品交換代や人件費を考えるとディーラーの下取り額が低めになるのはある意味仕方ないのです。
今現在の車がいくらで売れるのか?正しい査定額を知りたいならスマホやPCで簡単に利用できる「一括査定サイト」がオススメです。
一括査定サイトで査定するには、名前や電話番号の入力が必要なため、「絶対売らなければいけないのでは?」と思っている人もいますが、そんなことはありません。
「今の自分の車を売ったらいくらぐらいになるか?」を知るため利用しても問題ありませんから、納得できる査定をされたなら、いよいよ本格的に売却を考えれば良いでしょう。
信頼できる一括査定サイトは「カーセンサー」と「ユーカーパック」の2つです。
カーセンサーは日本全国から1,000店以上、しかも大手の業者が参加しているので、リアルタイムで「あなたのN-BOXを買取りたい(=N-BOXを探している顧客を抱えている)」業者が見つかることがあり、通常より高い査定額が期待できます。
また、ユーカーパックは「業者オークション形式」を採用しているため、タイミングによっては査定額がぐんぐん上がることがあるのが魅力です。
またユーカーパックは登録している買取業者全てをユーカーパック1社で管理しているので、複数の業者からしつこい営業電話がかかってくる心配が無いのも魅力です。
カーセンサーも、ユーカーパックも、どちらも30秒~1分ほどで入力で査定可能なので、電車の中などで暇つぶし感覚で試してみてください。
一括査定サイトは高く買取してくれる業者を探すだけでなく、買取相場を知るにも最適です!この2社なら正しい査定をしてくれるので安心です。
現在中古市場で販売されているN-BOXの車両本体価格から買取相場を逆算
手っ取り早くN-BOXの査定額を知るには、一括査定サイトを利用するのが一番手軽ですが、もう一つオススメの方法として、中古車市場で販売されている物件の中から、あなたの車と近い状態のものを探し、その車両本体価格から買取価格を逆算して算出するという方法があります。
計算式は
になります。
※計算式の根拠はこちらのページで解説しています。
これは「車両本体価格がこれなら、業者が払える買取金額の限界はこの辺りかな?」という金額を予想するときにプロが用いる計算式で、私も中古車販売店スタッフだったころに社長から教えてもらいました。
ということで、今回はこの計算式を使い、現在中古車市場で販売されている「1年~7年落ち」のN-BOXの買取金額を算出してみました。走行距離は軽自動車売却の目安になる5万km~6万kmの物件を選びました。
1~7年落ちホンダN-BOX(カスタム含む)の買取金額予想
※1年落ちのものは走行距離2.5万kmです。
グレード:660 カスタムG/SSパッケージ/ブラックスタイル/両側パワースライドドア
ボディカラー:ブラックメタリック
製造年:2018年
走行距離:2.5万km
本体価格:156.0万円(消費税込)
予想買取金額
114.1万円
156.0万円÷1.08÷1.15÷1.1=114.1万円
グレード:G/Lパッケージ/ナビ/1セグTV/CD・DVD
ボディカラー:シルバーメタリック
製造年:2017年
走行距離:5.2万km
本体価格:103.0万円(消費税込)
予想買取金額
75.3万円
103.0万円÷1.08÷1.15÷1.1=75.3万円
グレード:660 カスタムG SSパッケージ/ワンオーナ/メモリナビ
ボディカラー:ブラック
製造年:2016年
走行距離:5.3万km
本体価格:94.8万円(消費税込)
予想買取金額
69.3万円
94.8万円÷1.08÷1.15÷1.1=69.3万円
4~7年落ち走行距離1~5万キロのN-BOXの買取相場検証
グレード:660 G Lパッケージ/ギャザズMナビ/Rカメラ
ボディカラー:カトラリーシルバーメタリック
製造年:2015年
走行距離:5.1万km
本体価格:85.0万円(消費税込)
予想買取金額
62.2万円
85.0万円÷1.08÷1.15÷1.1=62.2万円
グレード:660 G/ワンセグTV/ETC/オートAC/スマートキー
ボディカラー:シルバー
製造年:2014年
走行距離:5.3万km
本体価格:69.0万円(消費税込)
予想買取金額
50.5万円
69.0万円÷1.08÷1.15÷1.1=50.5万円
グレード:660 G Lパッケージ/ワンオーナー車/パワースライドドア
ボディカラー:ベージュ
製造年:2013年
走行距離:5.9万km
本体価格:72万円(消費税込)
予想買取金額
47.4万円
64.8万円÷1.08÷1.15÷1.1=47.4万円
グレード:660 G Lパッケージ
ボディカラー:ライトブルーメタリック
製造年:2012年
走行距離:5.6万km
本体価格:82.8万円(消費税込)
予想買取金額
60.6万円
82.8万円÷1.08÷1.15÷1.1=60.6万円
いかがでしょう?あくまで車両本体価格からの予想ではありますが、
今回ピックアップした物件が「走行距離5万㎞前後」ということもあり、
なかなか良い金額での買取されているようです。
この計算式を知っておくと、相場より安い買取金額を提示する業者を避けることができるので、
是非メモっておいてください。
N-BOXを高く売却するには?
前項では中古のN-BOXの車両販売価格から逆算して買取金額を予想してみました。
ただし、勘違いして欲しくないのは、今回算出した予想買取金額はあくまで「良心的な買取業者なら」という前提での金額だということです。
買取業者によっては、今回予想した金額よりもずっと安い金額で買取しているかもしれません。
特に下取り(次の車を購入するお店に引き取ってもらうこと)なら間違いなく、もっと安い金額で下取りされていると思います。
事実、私が以前勤めていた中古車販売店でも、お客様の車を下取りすることはよくありましたが、その際、本来70万円ぐらいで下取りしてもおかしくないものでも、まずは20万円~30万円ぐらいから提示していました。
しかも驚くことに、ほとんどのお客様がはじめに提示した金額で納得してしまいます。
車を買い換える時というのは、どうしても「1日も早く新しい車を納車したい」という心理が働きますし、既に新しい車のローンも組めていることが多いため、下取り金額に対しては本当にみなさん無頓着になってしまうようです。
ですから、できれば次の車を決める前に、一括査定サイトで正当な査定金額を調べておくことおすすめします。
それで納得のいく金額を提示されれば、いよいよ具体的に買い替えを検討すれば良いわけですし、そうでなくても “本来いくらぐらいで売れるものなのか?” が予め分かっていれば業者の“言い値”で売却することを避けられます。
次の車の購入計画も立てやすくなります。
一括査定サイトは、先ほども紹介した「カーセンサー」と「ユーカーパック」の2社が信頼性が高くオススメです。
どちらも1、2分で入力完了しますから、お時間のある時に是非試して見てください。
事実、某中古車販売サイトでは「ホンダ N-BOX/ベース/ホワイト(2011年式&走行距離9.8万km)」が車両本体価格75万円で売られています。これを今回紹介した計算式に当てはめると[75÷1.08÷1.15÷1.1=60.38]で、本来なら60万円前後で売却できるはずです。ですが、この状態のN-BOXを下取りに出せば10万円の値が付けば良いところです。売却は方法を間違えると本当に損をします。
今後もN-BOX人気は続くのか?査定額は下落傾向?
一時期より落ち着いて来たとは言え、N-BOXの人気はやはりスゴイものがあります。
この人気がそう簡単に終わるとは思えませんから、ほぼ確実に2019年も中古市場、新車市場ともにN-BOX人気は続くでしょう。
ですから売却するにもまだまだ高額査定は期待できるでしょうし、中古で購入するにも(市場に出回っている個体数が多いので)状態の良いものも見つけやすい状況が続くと思います。
ただ、人気が落ち着いてきているのは事実ですし、いくら性能が良いとは言え、これだけ多くの人が乗っていると「人と同じは嫌だ」という人も出てきます。
私の知り合いのスズキのスタッフも「スペーシアカスタム」がカワイイと、N-BOXから買い替える女性が増えてきていると話ていました(スズキの人間の話なのでどこまで本当か分かりませんが…)。
また、N-BOXは2017~2018年に驚異的な新車販売台数を記録していますから、少しでもこの人気が落ち着けば、ほぼ確実に中古市場では供給過多気味になるでしょう。
もしそうなれば中古車販売価格も買取金額も徐々に下落していきます。
大人気のN-BOXですが、2017年~2018年が人気のピークなら、売却を考えているN-BOXオーナーにとってはあまり嬉しくない未来も、もしかしたらあるのかもしれません。
高く愛車を売るなら!おすすめの一括査定サイト
優良な一括査定サイトは、トップクラスの高額査定をする買取業者が参加しているため高額査定が期待できます。
また現在のあなたの車の価値を正確に知ることもできます。
おすすめの優良一括査定サイトは「カーセンサー」と「ユーカーパック」の2社です。
この一括査定サイトはこの2社だけで十分です。
逆にマイナーな一括査定サイトは、複数の業者からしつこい営業電話がいつまでもかかってくることがあるのでおすすめできません。
下の表を見てください。
この表は代表的な一括査定サイトを比較したものですが、「カーセンサー」と「ユーカーパック」の2社が圧倒的に提携買取業者が多いのがわかります。
しかも他の一括査定サイトに参加している業者も、実はそれらの業者のほとんどがカーセンサーやユーカーパックにも参加していますから、あえて他の一括査定サイトを利用する意味はありません。
出典:https://kaitori.carsensor.net/
日本全国1,000店以上の業者、しかも大手が参加しているため、リアルタイムで「あなたの車を買取りたい(=あなたの車が欲しい顧客がいる)」業者が見つかる可能性が高く、高い査定額が期待できます。カーセンサーは、高く売るためにも、正確な査定相場を知るためにも必ず利用するべき一括査定サイトです。
出典:https://ucarpac.com/
先ほどの表からも分かるように、ユーカーパックは日本全国2,000店舗以上、実はカーセンサー以上の業者が参加しています。
ただし、ユーカーパックは中小の業者も多数参加しているとのことなので、規模的には大手が多数参加しているカーセンサーの方が大きくなります。
ユーカーパックは「業者オークション」形式を採用しているため、タイミングによっては査定額がぐんぐん上がるのが魅力です。
またユーカーパックは登録している2000もの業者をユーカーパック1社が統括しているので、マイナーな一括査定サイトにありがちな「複数の業者から何十件も電話がかかってきた」という心配が無いのも魅力です。
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