古い車でも買取可能!その理由と高価買取業者を3つご紹介
「10年落ち、15年落ちの車は売れるどころか逆にお金を取られる」
鼻からそう思っている人もいるのではないでしょうか?
しかし実際は、10年落ち、15年落ちの車が売れる可能性は十分にあります。
1円にもならないと思っていた車が売れたら?思わぬ臨時収入が入ってきたら?最高ですよね!?
と、言うことで、この記事では、古い車でも売れる理由と、下取りに出せば間違いなく0円査定されるであろう古い車を持っている方に、お得に古い車を売る方法も最後にご紹介しています。
低年式、走行距離15万km以上の車でも売れる理由
低年式(=年式の古い車、逆に覚えている人多し)で、走行距離が20万㎞を超えるような古い車でも売れる理由をいくつかご紹介します。
何故古くても売れるのか?を知っていれば、安易に0円査定に納得することもなくなると思いますから知っておいても損はないでしょう。
古い車でも売れる主な理由には以下の理由があげられます。
・中古車としての価値が残っている
・稀少車の可能性もある
・海外ではニーズがある
・パーツが売れる
・最悪、鉄くずのしての価値もある
順に詳しく解説します。
中古車としての価値が残っているから
古い車でも売れる最も一般的な理由は「中古車としての価値が残っているから」です。
新車で購入し、10年以上乗り続けると「どうせ売ってもお金にならないだろう」と自己判断してしまい0円査定に納得してしまう人も少なくないと思いますが、10年乗っても中古車としては、まだまだ価値が残っている可能性は十分にあります。
実際、中古車市場では10年落ち、15年落ちの車はたくさん販売されています。
販売するなら買取に値を付けてもらうのは当然のことです。
そもそも、一般の中古車を購入するも人たちの事情も様々ですから、年式の古い中古車を購入するしかない方もたくさんいるわけです。
つまり古くても、安くて問題無く走ればニーズはあるということです。
稀少車の可能性もある
古い車でも売れる理由の2つ目は「稀少車の可能性もあるから」です。
車種によっては、古いモデルの人気が異常に高い車もあります。
しかし古くなればなる程、市場に出回る台数は当然少なくなりますから、そういった車は希少性が益々高くなり、高額で売買されます。
実際、古いジムニーやランドクルーザーは驚くほどの値で売買されていますし、もっと古いところでは “ハコスカ” や “セリカ” なども驚くほど高額で売買されています。
筆者は現在でも中古車業界で働いていますが(といっても事務ですが、一応女なので…)、今でも業者オークションで古いジムニーやランドクルーザーに驚くほどの値がついているのを頻繁に目にしますね。
古い車は国内でニーズがなくても海外ではニーズがあるから
古い車でも売れる理由の3つ目は「海外に輸出されるから」です。
特にメイド・イン・ジャパンの日本車は、海外での人気が非常に高く、車種によっては「10年落ち走行距離10万km」の物件でも日本では考えられない価格で取引されることがよくあります。
実は古い車のほうが作りがシンプルで修理しやすいため、東南アジアやアフリカでは最新の車よりも好まれています。最新の車はコンピューターが凄すぎてディーラーでないと修理できませんからね。
古い車の主な輸出先は東南アジアやアフリカで、日本国内では古いとされる車でも、これらの国ではもっと古い車が乗られている為、10年や20年落ちぐらいではまだまだ新しいという認識さえ持たれています。
実際、東南アジアやアフリカではパワステもついていないような時代の日本車や、相当に古い日本のディーゼル車なども普通に乗られています。
特に海外で人気が高いのトヨタ車です。
トヨタ車は古くてもでも、高い金額で輸出される事が多い為、輸出ルートを持つ買取業車は古いトヨタ車を積極的に買取ります。
ただし東南アジアやアフリカへの販売ルートを持っていない業者でないと、高く売ることはできませんから、古い車は買取業者選びも非常に重要になってきます。
>>> カーセンサー
>>> ユーカーパック
古い車はパーツが売れる
古い車でも売れる理由の4つ目は「パーツが売れるから」です。
車メーカーのパーツ補償期間はご存知ですか?
実はほとんどの車メーカーのパーツ補償期間は10年になっています。
つまり販売から10年経過すればメーカーはパーツを補償する責任はなくなるのです。
そうなると、もし車が故障してパーツ交換が必要になった場合、メーカーにもパーツが無いとなれば、同じ車種の別の車からパーツを拝借するしかありません。
ですから古い車のパーツのニーズは意外に多くあるんです。
また、先ほど「東南アジアやアフリカに古い日本車が輸出されている」と解説しましたが、彼らが好んで乗っているのは15年、20年前の日本車ですから、故障してもメーカーにパーツの在庫などあるはずがありません。
そのため、これらの国にはパーツの輸出も積極的に行われています。
日本車のエンジンは、丈夫で壊れにくい為、エンジンのみが輸出される事もあるのです。
もちろん国内でも、古い車を乗っている人はたくさんいますから、中古パーツとしての価値が残っている車種はたくさんあります。
パーツの相場の目安は、エンジンは約5万円、ヘッドライトは片側1万円、ドアは各4万円ぐらいですから、中古パーツは意外に需要が高いです。
古い車でも、パーツのバラ売りができるシステムを持っている買取業者を利用すれば、結構な価格で買取してもらえます。
売れない古い車は処分料がかかる?
ここでは車業界の人しか知らない車の解体処分(スクラップ)の秘密を暴露します。
と言っても車業界の人なら誰でも知っていることですけどね。
古い車で、中古車としての価値も無く、また輸出もされないような車種はどうなるかというと「解体処分」になります。
その際に「処分料がかかるのでは!?」と心配になりますよね?
確かに、中には引き取りに関する手数料や、抹消手続きの費用として、処分料を徴収する業者もあります。
ですが実は、車の解体処分は、逆に「鉄くず」として価格が付くのです。
車の解体業者は、鉄くずとして車ごと購入し、中古パーツとして価値がある部品だけを取り外し、法律で定められている項目を適切に処理した後、車のボディ部分や金属部分を鉄くずとして売り、利益を出します。
鉄の価格は変動が有り、株価のように上下しますので、その時の鉄の価格で取引されます。
車の排気量によって、解体処分として買い取られる金額に差がありますが、実際は、解体処分でも、数千円~数万円のお金を受け取る事ができるのです。
ちなみに、車の解体処分で「鉄くず」として解体業者に売った場合の相場を暴露すると、その時の鉄の価格によって取引額は変動しますが、2019年の鉄の価格なら、大体軽自動車は1万円、ミニバンクラスだと3万円ぐらいにはなります。
車検が残っている車は還付金がある場合も
車検が残っている車を解体処分した場合は、適切な手続きを行うと、重量税や自賠責保険料、自動車税の還付金を受け取る事が出来ます。
還付される金額は、すでに支払った金額と、車検の残り日数によって月割り計算されます。
車検が残り数ヶ月と短い場合は、還付金も少なくなりますが、逆に車検を取得したばかりの場合は、重量税と自賠責保険料で数万円の還付金がある事もあります。
しかし、その還付金を受け取るための手続きは自身で行わなければならないため、少々手間がかかります。
また、軽自動車と普通自動車とでは、還付金が無い場合もあり、少し複雑な部分もあるため、ほとんどの人が還付を行わずにそのまま業者へ引き渡しているというのが実情です。
年式の古い車を売る方法は?
古い車を売る場合、自分で下取りや(動かないほど古いなら)解体業者へ引き渡す事もできます。
ただ、解体の場合は車の抹消手続きも自身で行う必要があり、結構な手間がかかります。
また、動作に問題のない車でも製造から10年以上経過したものは、ディーラーに下取りに出してもほぼ100%値は付きません。
ですから古い車を現金にしたいなら、大手の「一括査定サイト」で買取業者を探すのがベストです。
中小の一括査定サイトでは話になりませんが、大手の一括査定サイトなら、海外販売ルートを持っている買取業者や、パーツ販売ルートを持っている買取業者もたくさん参加していますから、古くても結構な高額査定をしてくれる業者も現れます。
古い車を高く売りたいならこの2つの一括査定サイトの利用は必須です。
カーセンサーは販売力のある大手買取業者が1,000社以上参加していますし、ユーカーパックも中規模~大規模の買取業者が2,000社以上参加しています。もちろん海外にも販売ルートを持った業者も多数参加しています。
ただ、古くて動かない車、廃車にするしかないと分かっている車は、廃車専門の買取業者を利用したほうがスムーズです。
おすすめは「ハイシャル」です。
「ハイシャル」は廃車に必要な面倒な手続きを全て無料で代行してくれますし、場合よっては買取りしてもらえることもあります。いずれにせよ、あなたがお金を支払う必要はありません。
最後に:無料引き取りは業者が悪い訳ではない
この記事を読んで、解体処分でも鉄くずとしての価値があることや、還付金について知ってしまうと、無料で引き取りを行う業者のことを、まるで悪徳業者のように思われる人もいるかもしれませんが、そういうわけではありません。
むしろ無料で引き取ってくれる業者は親切だと思ってください。
中には高額な処分費用を請求する業者もありますし、そもそも抹消手続き費用や、それに伴う数々の複雑な手続きの手間はかかります。
無料での引き取りは「買取は出来ませんが、手続きに必要な費用は鉄くずとして売るなり、パーツを売却するなどして弊社で補わさせていただきますので、無料で引き取らせて頂きます」ということだと捉えてください。
当記事で紹介した一括査定サイトで買取業者を見つければ、悪質な業者に出会うことはまずありえませんから、ガツガツせず、お互い気持ちの良いやり取りができると良いですね。
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