車売却見られるポイントはココ!マイナス査定を減らしてプラス査定で売るコツ
車を売る際は、査定士に実物の車を見てもらい査定してもらいますよね?
では査定士がどうやってプラス査定、マイナス査定を付けているかご存知でしょうか?
実は査定には “標準” が定められており、その標準を元に査定を行います。
買取査定のチェック項目は細かく分かれていますが、それぞれの項目で「標準以上か?」「標準か?」それとも「標準以下か?」によって査定が行われます。
つまり標準を下回っていればマイナス査定、基準を上回っていればプラス査定となり、最終的な査定額が決定するわけです。
また “標準の状態” というのも重要になります。
標準の状態とは “ノーマルな状態” と考えれば分かりやすいでしょう。
ということでこの記事では、さらに詳しい査定基準と、少しでもプラス査定で売る方法をご紹介しますので、車を高く売りたい方は是非参考にしてください。
走行距離は1万km/1年で計算してそれ以上ならマイナス査定
車の走行距離は査定の重要項目です。
車の買取基準では、年間の走行距離が平均を上回っているとマイナス査定となります。
年間走行距離数の平均は、普通車で1万km/1年、軽自動車は8,000km/1年というのが買取業界では一般的な考え方です。
例えば新車購入時から7年経過した普通車の平均走行距離は7万kmとされ、7年で走行距離数が7万km以上ある場合はマイナス査定となります。
人気が低いボディカラーはマイナス査定
人気が低いボディカラーの場合もマイナス査定ポイントになってしまいます。
人気が高く、需要が多いボディカラーは、一般的にはホワイト、ブラック、シルバーです。
このカラーの車に乗っている方はラッキーと思って良いでしょう。
逆にマイナス査定されることが多い人気が低いボディカラーは、レッドやイエローなどです。
例外として、ハスラーのような派手なカラーの方が人気の車種もありますが、一般的には派手なカラーはマイナス査定になります。
また、人気のボディカラーでも、純正ではなく色替えの全塗装車や、部分的なペイントは大きくマイナス査定となります。
外装の大きなキズや凹みもマイナス査定
外装の大きなキズや凹みもマイナス査定ポイントになります。
外装の状態は、キズや凹みが無く、新車時に近い状態ほどプラス査定となりますが、経年劣化によるある程度の小傷や飛び石のような小さな凹み程度なら、それほどマイナスにならないこともあります。
しかし、明らかに目立つ大きなキズや凹みは、その範囲や、サイズによって減点されます。
とは言っても、査定前に、わざわざ高額な鈑金塗装を行ったところで、その修理にかかった費用以上に査定額が上がりませんので買取査定直前の修理は無意味です。
また、自分で缶スプレーや市販のタッチペンなどで傷を補修すると、多くの場合で逆効果になり、よりマイナス査定されてりまう可能性もありますからおすすめ出来ません。
内装の汚れや焦げ穴、ニオイもマイナス査定のポイント
内装の汚れやタバコの焦げ穴もマイナス査定ポイントになります。
何故か車の内装の状態をあまり気にしない方もいますが、査定では外装と同様に内装も重要なポイントです。
ですから出来る限り綺麗な状態で査定を受けるのが理想です。
特に大きなマイナス査定ポイントは、濃いシミや、クリーニングで解決できないシートの破れや焦げ穴です。
こういったものは自分では何ともできないかもしれませんが、できる限りは綺麗にしておくようにしましょう。
また、ペット臭やタバコ臭も大きなマイナス査定ポイントになります。
実はニオイは汚れ以上に取れない厄介なもので、非常に査定に影響します。
ニオイは本人は気になっていない場合も多いので、査定前に知り合いにニオイを確認してもらうと良いですね
過度な改造はどんなにお金がかかっていてもマイナス査定
過度な改造は、どれだけパーツにお金をかけていようがマイナス査定になると思ってください。
最初にご説明したように、車の査定は “標準な状態” を基準に行われるため、何よりも純正が状態がベストです。
お金をかけて自分好みに改造していても、買取査定ではプラスになることは無く、ほぼ確実にマイナス査定となってしまいます。
ただし例外として、人気が高いメーカーのアルミホイールや、エアロパーツ等は、プラス査定をしてもらえる業者もあります。
この場合は「一括査定サイトを利用して 数社に査定をしてもらうと査定額の違いが出る場合が多いようです。
修復歴やメーター交換歴があると確実にマイナス査定
事故による修復歴やメーター交換歴のある車は確実にマイナス査定されます。
車の買取査定では、修復歴が無く、メーター交換歴が無い車を “標準の状態” としている為、修復歴やメーター交換歴は確実にマイナス査定ポイントになると思ってください。
修復歴は、外装パーツの交換や修理のみでは修復歴とはなりません。
外装パーツの内側の車の骨格部分の交換歴や修理歴が有ると、その車は「修復歴有」となります。
また、メーター交換歴は、メーターの巻き戻しも含まれ、メーターが故障してしまった場合の交換歴もマイナス査定となります。
修復歴やメーター交換歴は、後から発覚するとトラブルになる可能性がありますから、マイナス査定にはなってしまいますが、分かっているなら必ず査定時に申告するようにしてください。
マイナス査定をプラス査定にするには?
ここではマイナス査定をプラスに変えるコツをご紹介します。
どれも簡単なことなのですが、私のお店でも意外にこれらをやらずに査定を希望される方が多くいます。
皆さんは高額査定してもらうためには是非実践してください。
査定前に洗車をしておく
査定前の洗車は、簡単に行えるプラス査定方法です。
「洗車をするとキズや凹みが目立ち、逆効果なのでは?」と思っている方もいるかもしれませんが、そんなことは決してありません。他のサイトでそう書いてあったとしても、それは嘘です。
なぜなら私は現役で中古車販売店に勤務していますから(事務ですが、、女なので)査定前の洗車がどれほど重要か知っていますからです。
査定前の洗車は、ともすればマイナスをプラスに出来る重要なポイントです。
ボディの汚れによってキズや凹みが見えずらい場合、後から発覚すると買取業者が損をしてしまいますよね?ですから査定士は、汚れによってキズ凹みの判断ができない場合は「念のためマイナス査定をつける」とすることはよくあります。
これは非常にもったいないことです。
洗車すると確かに汚れが取れて、逆にキズや凹みが目立つようになってしまいますが、綺麗な車はキズか汚れかの正確な判断がしやすくなりますから、必要以上にマイナス査定されてしまうことを防げます。余計なマイナスを防ぐためにも洗車を行なった方が絶対に良いです。
車内の掃除と消臭を行う
車内の掃除や消臭は、高い費用をかけずに自分で行える作業です。
内装のマイナス査定ポイントは、濃いシミや、シートの焦げ穴などです。少しでも綺麗な状態に近づけておくとマイナス査定が少なく済みます。
シートの穴は掃除ではどうにもなりませんが、シミは“アイデア洗剤”などで除去できる場合があるので試してみる価値はあるでしょう。
また車内のペット臭やタバコ臭も大きなマイナス査定ポイントになりますから、自分で行える範囲で消臭もしておくと査定時の印象はかなり違います。
ヘッドライトの黄ばみとりを行う
外装の査定のチェック項目の中には「ヘッドライトの状態」も含まれています。
そもそも査定時に真っ先に目に入るのは車のフロント部分ですから、ヘッドライトは黄色くくすんでいるよりも、クリアな状態の方が断然印象が良いです。
紫外線の影響や、経年劣化によるヘッドライトの黄ばみは自分でも綺麗にする事ができるグッズが売られています。
ヘッドライトの黄ばみを取る優れもの。売却前なら量もこのぐらいで十分♪外装のキズや凹みの自己補修はおすすめ出来ませんが、自分で簡単に行えるヘッドライトの黄ばみとりは簡単ですし、高いものでもありませんので是非やっておきましょう。
より純正な状態に近づける
前述したように、過度な改造はマイナス査定となります。
わざわざ純正品を買い揃える必要は全くありませんが、純正品を保管して有る場合は交換しておくか、純正品があることを査定時に伝え、査定士にパーツの実物を見せるようにしましょう。
純正パーツがあるだけでも、マイナス査定をされない可能性が高いです。
また、社外アルミホイール以外に純正のアルミホイールが有る場合も査定時に実物を見せるようにしてください。
取扱説明書や点検整備記録簿も重要
車の取扱説明書は、破棄されている場合もありますが、もし残っていたら査定時に説明書があることも伝えましょう。
また、新車時の保証書や、これまでの点検整備記録簿も、査定時に重要な付属品となります。
またスペアキーがある場合もその旨を査定士に伝えてください。
特にカードキーやスマートキーは新たに購入すると高額な付属品です。
そのためこういったものが有ればプラス査定が期待できますから査定時は必ず査定士に見せるようにしてください。
車を高く売るなら買取業者選びが重要
どんなに洗車しても、内装を綺麗にしても、高価買取してくれる買取業者に依頼しないことには車を高く売ることはできません。
買取業者を間違えると数十万は普通に損することになりますから、買取業者選びは本当に重要です。
オススメは一括査定サイトの利用です。
その中でも特に試してほしいのが「カーセンサー」と「ユーカーパック」、そして「かんたん車査定ガイド」の3社です。
一括査定サイトはたくさんありますが、信頼度と、高価買取という意味ではこの3社が頭一つ抜けています。
簡単に3社の主な特徴をご紹介すると
出典:https://kaitori.carsensor.net/
販売力のある大手中古車売買業者が1000社以上参加しているため高価買取実績がスゴイ。高額査定を受けたいなら一度は利用すべき一括査定サイト。個人情報の管理も徹底されている
出典:https://ucarpac.com/
2000社もの業者をユーカーパック1社で管理しているため、やりとりはユーカーパック1社だけでOK。買取業者から電話がかかってくるのが苦手な人にはイチオシ。もちろん個人情報の管理は完璧。
https://a-satei.com
登録している業者が全て「JADRI」に加盟している超優良業者。そのため再査定が(査定後に減額を知らせてくる行為)が禁止されており、査定後の減額は一切ない。もちろん個人情報の管理は完璧。
一括査定サイトは「必ず売らなければいけないのでは」と構えてしまう人もいるようですが、そんなことはありません。
大体いくらぐらいで売却できるかを知るために利用しても全く問題ありませんので、是非一度試してみてください。
少しでも高く売りたいなら3つの一括査定サイトを同時に利用しても問題ありませんよ♪
まとめ
今回は、車売却時のマイナス査定になり得るポイントと、マイナスをプラスに変える方法をご紹介しました。
読んでいただいてもお分かりのように、簡単なことでマイナス査定がプラスになることもあります。
むしろ、マイナス査定になりそうなところを隠そうとすればするほどマイナス査定になる傾向があるので、
是非今回の記事を参考にして、少しでも高く車を売れるようにチャレンジしてみてください。
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