三菱ekスペースの試乗インプレッション!長距離高速道路派にはターボが必須?

三菱ekスペースの試乗インプレッション!長距離高速道路派にはターボが必須?

三菱の両側スライドドアをもつスーパーハイト系軽自動車「ekスペース」。

このekスペースは日産の「デイズルークス」の姉妹車で、見た目だけでなく性能や燃費もデイズルークスと良く似ています。
日産デイズルークスは三菱との共同開発されたクルマで、実は三菱製です。

ですからeKスペースの購入を検討している方はデイズルークスも選択肢に入れても良いかもしれません。新車はともかく中古車ならグッと物件の選択肢が広がると思います。

日産デイズルークス・インプレッション

eKスペースは、後部座席のチャイルドシートに子供を乗せたときに便利な「5対5分割式後席シートスライド」という運転席と後部座席を距離を近づける機能が装備されているなど、ママさん世代に嬉しい機能が装備されている、街乗りに適したクルマです。

反面、長距離の移動手段としてクルマを利用する人には向いていないかもしれません。高速道路も快適に運転するとなるとターボ付きの「Tセーフティーパッケージ」でもギリかも…

その辺は試乗レポートで後述するとして、今回は三菱「eKスペース」をインプレッションします。

三菱eK SPACE T Safety Packageの主要緒元

まずは「eKスペースTセーフティーパッケージ」の主要諸元を見てみましょう。

eKスペースTセーフティーパッケージ
全長×全幅×全高(mm) 3395×1475×1775
室内長×室内幅×室内高(mm) 2235×1320×1400
ホイールベース(mm) 2430
車両重量(kg) 950
エンジン 直列3気筒DOHCターボ
総排気量(cc) 659
最高出力(kW[ps]/rpm) 47[64]/6000
最大トルク(Nm[kgm]/rpm) 98[10.0]3000
燃料タンク容量 30リットル
駆動方式 FF
タイヤサイズ 155/65R14
最少回転半径(m) 4.4
JC08モード燃費(km/リットル) 22.2

eKスペースの燃費は22.2km/リットル。低燃費だが…

ekスペースの燃費

今やスーパーハイト系の軽自動車は低燃費が当たり前になっています。

たとえば今一番売れているホンダN-BOXが「27.0km/リットル」、スズキのスペーシアが「30.0km/リットル」、ダイハツのタントが「28.0km/リットル」と、もはや燃費と言う概念が麻痺してしまうほどの低燃費を実現しています。

そう考えると2018年時点の最新モデルのeKスペースの燃費「22.2km/リットル」というのは若干物足りなさを感じてしまいます。

もちろんクルマとしては十分低燃費の範囲ではあるなのですが、優れたライバル車たちと比べると、今後のモデルチェンジによる更なる低燃費を望みたくはなります。

ちなみに筆者の日産ボンゴの燃費は8km/リットルです…。全く別カテゴリのクルマなので比べること自体間違っているのですが、22.2km/リットルも走れば万々歳ですけどね。

スーパーハイト系の欠点を解消するリヤシーリングファン

ekスペースのファン
画像出展:三菱自動車公式ページ

スーパーハイト系の欠点として、車内空間が広く、天井も高いために空調が車内全体に行きわたりにくいというのがあります。

その欠点を解消するため、eKスペースには「リヤシーリングファン(天井ファン)」が装備されています。

天井に装備された「リヤシーリングファン」から送風し、車内の空気を循環させることで、夏場はエアコンの冷気を後部座席に送り、また冬場は天井にたまってしまう暖気を車内全体に行きわたらせることができます。

「ファンを起動させることで燃費が悪くなるのでは?」

と思う人もいるかもしれませんが、メーカー曰く「むしろエアコンを緩く設定できるため燃費を節約できることの方が多い」とのことですから、その点は心配ありません。むしろ夏場冬場の燃費向上に貢献する機能と言えるでしょう。

意外(失礼!)に広いeKスペースのラゲッジルーム

eKスペースのスーパーハイト系の軽自動車ですが、そのコンセプトは明らかに「人がゆったりと乗れる軽自動車」であり、「荷物をたくさん積むこと」が第一優先ではありません。

これは外観のフォルムを見ても明らかです。

ですから「車内スペースはスペーシアやタントに比べたらかなり負けるのでは?」と筆者は勝手に思っていました。

しかし、eKスペースのラゲッジルーム(荷物スペース)は、後部座席を倒さない状態で、高さ1m9cm、幅96cm、奥行き25cm、そして後部座席を格納すると、奥行きが1m32cmになり、タントやスペーシアと比較しても遜色のないスペースでした。

それどころか幅に関しては96cmもありますから、N-BOX(幅90cm)よりもタント(幅87cm)スペーシア(幅85cm)よりもむしろ広く設計されています。

参考記事:ホンダ「N-BOX」インプレッション
参考記事:ダイハツ「タント」インプレッション

低速域での衝突被害軽減ブレーキシステムは最高ランク

eKスペースには

・対車両衝突被害軽減ブレーキ
・前方誤発進抑制

の2つの先進安全装備がそなわっており、「低速域での衝突被害軽減ブレーキシステム」と「誤発進抑制機能」の両方で予防安全アセスメント評価で最高ランクの評価をうけています。

ただし、ホンダN-BOXやスズキ・スペーシアに標準装備されている「後方誤発進抑制」が今のところまだ装備されていません。

「後方誤発進抑制」は、普通に運転する上では必要ありませんが、小さなお子様のいる家庭や、シルバードライバーにとっては装備されていたほうが安心かもしれません。この辺は今後期待したいところではありますね。

eKスペース試乗インプレッション!街乗りに最適な軽自動車

筆者は実際に三菱の販売店で「eKスペース Gセーフティーパッケージ」を試乗しています。
以下、試乗レポートを交えて、eKスペースのインプレッションをご紹介します。

ゆったり安全に街乗りに適した走り

まず、運転席に座った第一印象は「非常にゆったりとして大人の男性が足広げて運転しても快適」といった感じです。
筆者は172cmですが、180cmぐらいの人が乗っても狭さを感じることは無いと思います。
ましてや女性なら左右も足元も、かなりゆったりと運転できると思います(シートを思い切り前に出す人は省きます、笑)。

走りは、良くも悪くもゆったりとしていて、「街を安全運転するクルマだな」という印象でした。

エンジンは、静かな走行感覚を実現するために、あえて回転を低く抑えられている感じがしましたし、パワステも、ゆっくり走っているときはハンドリングが軽くなり、少しスピードを出すとしっかりしてくる設計で、まさに安全運転用のクルマという感じでした。

長距離運転派、高速道路派にはターボが必須

試乗してみてこれだけは断言できます。「eKスペース Gセーフティーパッケージ」の緩やかな走りは、あくまで街乗り用といった感じで、長距離運転派や高速道路派には明らかに向いていません。

たまに高速道路を利用するだけなら問題ありませんが、高速道路を頻繁に利用する人や長距離ドライブが好きな人は、最低でもターボ付きの「eKスペースTセーフティーパッケージ」、もしくは「eKスペースカスタムTセーフティーパッケージ」が必須になると思います。

ただ「eKスペースTセーフティーパッケージ」の新車車両本体価格が158万7440円、「eKスペースカスタムTセーフティーパッケージ」の新車車両本体価格は182万8440円ですから、だったら他のクルマ、また中古での購入も選択肢となってくるでしょう。
これらターボ付きのeKスペースはどちらも発売は2014年ですから既に割と中古車は出回っています。

eKスペースの新車・中古車価格は?値引きはできる?

2018年現在の三菱eKスペースの車両本体価格はグレードごとに

M
125万2800円~

M-e-Assist
128万0880円~

G
139万1040円~

G-セーフティーパッケージ
147万7440円~

T-セーフティーパッケージ
158万3280円~

となっています。

eKスペースの現行モデルの販売開始が2014年(※2018年現在)ですから、現行モデルでも既に多くの中古車が出回っています。

eKスペースをお得に購入するための現実的な方法として、先ず考えられるのが、現在乗っている車を日本で一番高額で買取りしてくれるところに売って資金を作ることだと思います

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