タイミングベルト交換費用はこれだけかかる!財布に優しくない工賃&部品代
- 2018.05.25
- 更新2018.12.22
- 役立つ情報
タイミングベルトとはエンジンの部品の一部のゴム製のベルトで、このベルトが切れてしまうとエンジンが動かなくなってしまいます。
筆者のようなオジサンは何十年も前から「なんでこんな重要なパーツを切れると分かってるゴムにするかね…」と嘆いていたクチですが、最近では「タイミングチェーン」という劣化しにくい金属製のベルト(チェーン)を採用する車も増えてきました。
とはいっても今でもほとんどの車がゴム製のタイミングベルトを使用しており、ゴムですから劣化は避けられず、いずれは必ず交換しなければなりません。
というわけでこの記事ではタイミングベルトの交換費用について解説します。
タイミングベルトの交換費用は車種(排気量)によって違う
筆者もよく「タイミングベルトの交換費用っていくらぐらいですか?」と聞かれるのですが、タイミングベルトはエンジンの部品の一部であり、エンジンは車ごとに違うわけですから、タイミングベルトの交換費用も車によって違います。
とはいっても汎用性のあるパーツですし、メーカーによって価格が大きく異なるというものでもありません。
では何によって交換費用が大きく変わってくるかというと、それは車の排気量です。
軽自動車のように排気量が小さい車(660cc)は交換費用が安くなりますし、ヴェルファイヤのように排気量の大きな車(3000cc以上)は交換費用が高くなります。
排気量ごとのタイミングベルト交換費用の目安
以下、排気量ごとのタイミングベルトの交換費用の目安を紹介します。
あなたの車の排気量に近いものを参考にしてください。
また、タイミングベルトを交換する際は、それに伴う部品(消耗パーツ)の交換も薦められます。
これを「いろいろ付けて余計にお金を取ろうとしているな」と考えてはいけません。
タイミングベルトが経年劣化しているということは、他のパーツも経年劣化していても不思議ではありませんから素直に車屋に従っておいたほうが無難です。命あってのカーライフですからね。
660cc(軽自動車)のタイミングベルト交換費用の目安
軽自動車のタイミングベルト交換費用 | ||
部品代 | 工賃 | 合計費用 |
4,000円前後 | 20,000円前後 | 24,000円前後 |
※金額はあくまで平均です。業者によって前後しますのであくまで目安としてお考え下さい。
タイミングベルトとともにそのほかの消耗パーツを交換した場合 | ||
部品名 | 部品代 | 工賃 |
クーラーベルト | 1000円~1500円 | ショップによるが安価 |
オルタネータベルト | 500円~1000円 | ショップによるが安価 |
カムオイルシール | 500円~1000円 | 10,000円前後 |
クランクオイルシール | 500円~1000円 | 20,000円前後 |
ウォーターポンプ | 7000円~8000円 | 2000円前後 |
ロングライフクーラント | 1000円前後 | ショップによるが安価 |
1500ccクラスのタイミングベルト交換費用の目安
1500ccクラスのタイミングベルト交換費用 | ||
部品代 | 工賃 | 合計費用 |
5,000円前後 | 25,000円前後 | 30,000円前後 |
2000ccクラスのタイミングベルト交換費用の目安
2000ccクラスのタイミングベルト交換費用 | ||
部品代 | 工賃 | 合計費用 |
8,000円前後 | 25,000円前後 | 33,000円前後 |
3000ccクラスのタイミングベルト交換費用の目安
3000ccクラスのタイミングベルト交換費用 | ||
部品代 | 工賃 | 合計費用 |
8,000円前後 | 40,000円前後 | 48,000円前後 |
まとめ
タイミングベルトは必ず劣化しますから、いつかは交換しなければなりません。
中古車を購入した場合は、買ってすぐに交換しなくてはならなくなるかもしれません。
逆に「そろそろ乗り換えようかな」というタイミングなら交換費用がもったいないですから、そのまま売ってしまう選択肢もあります。
いずれにせよ、走行中にタイミングベルトが切れると大事故に繋がる可能性もありますから、車検のときだけでなく、定期的にガソリンスタンドや工場でチェックしてもらうことをオススメします。
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