車の買い替えがお得な時期とその理由をプロが解説

車の買い替えがお得な時期とその理由をプロが解説

車をお得に買い替えるために、まず大切なことは「今の車を高く売る」ことです!
ということで今回は、車が高く売れる時期と、お得意に車の買い替えをするためのコツをご紹介します。

この記事で分かること
・1年のうちで高額買取が期待できる時期
・1年のうちで良い車が手に入りやすい時期
・売却時に自動車税で損しないコツ
・買い替えは車検の前か後か?
・買い替えを考えるべき走行距離
・時期に関係なく高く売れる車種

車が最も高く売れる時期とその理由

車を高く売却するなら1月~2月

1年のうちで最も高く車を売却できる時期は1月~2月です。

なぜ1月から2月が一番高く車を売却することができるのかと言うと、それは「車が最も多く売れる時期」と関係しています。

例年、最も車が多く売れる時期は3月です。

と、いうのも、3月は卒業や就職など、新生活が始まる時期のため車を購入する人が多くなるからです。

その為、車販売業者は、この “最も車が売れる3月” に合わせて、特に1月~2月は積極的に買取を行うのです。

逆に車が売れない時期は、車販売業者としても無理して高額買取したところで在庫になってしまう危険性がありますから、どうしても(1月~2月と比べれば)査定額が低くなってしまう傾向があります。

「だったら繁忙期の3月に備えて1年中積極的に買取を行えば良いのでは?」と思うかもしれませんが、車を買取ってから時間が経過するということは、その車の年式が古くなっていくということですから、買取後の在庫は徐々に価値も下がっていきます。つまり、買取金額に見合った金額で半年後に売れるとは限らないわけです。業者にとってのベストは、買取して(価値が下がらないうちに)直ぐ売れることです。だからこそ繁忙期の3月直前の1月~2月に積極的に買取を行うわけですね。

売却時期は3月では既に遅い

「車が最も多く売れる時期が3月なら、3月に売却すれば良いんじゃない?」と思う人もいるかもしれませんが、タイミング的には3月では既に遅いと思ってください。

なぜなら、買取された車は、外装の仕上げや、内装のクリーニングを行う必要がありますから、店頭に展示するまで最短で1週間はかかるからです。

加えて業者も、いつもより多くの台数の処理をこなさなければいけないこの時期は非常に忙しく、店頭に展示されるまでにいつも以上に日数がかかることもあります。

そういったことを考慮すると3月の売却では既に遅いということになります。

1月~3月は業者オークションも価格が高騰

例年1月~3月は業者オークション(※1)の落札価格も高騰する傾向があります。

※1一般客からの買取以外での車の仕入れ方法として「業者オークション」と呼ばれる、業者のみが参加できるオークションがあります。

そのためこの時期は仕入れたい車が業者オークションに出品されていても、価格が高騰してしまい落札が難しい時期でもあります。

ですから余計に(仕入れたい車が査定に来たなら)普段よりも高い査定金額を提示することが多くなります。

7月~8月も高額買取が望める

1月~2月の売却時期を逃してしまった場合は、次に高く売れる7月~8月を狙うと良いでしょう。

というのも、1年の内で3月の次に多く車が売れる時期が9月だからです。

ですから買取業者は7月~8月も積極的に買取を行います。
1~2月に次いで普段よりも高い金額での売却が期待できる7月~8月も実は狙い目です。

高額買取が期待できる時期は決算期とも関係する

3月と9月に車が多く売れる理由の一つに「車業界の決算月と重なるから」というのもあります。

一般のお客様からすれば知ったことでは無いでしょうが、車関係の業者は多くが3月を決算月にしています。又、9月は半期決算となります。

ですから販売業者は、決算期の3月と9月に向けて売り上げを上げるために、1月~2月、7月~8月に在庫の仕入れをより積極的に行い、より売り上げを伸ばそうとします。

こういった背景もまた、1月~2月、7月~8月が高額買取につながりやすい理由の一つでもあります。

車の買い替えにも丁度良い時期とは?


1年のうちで、最も高額買取が期待できるのが「1月~2月」と「7月~8月」と説明しましたが、この時期は車の買い替えにも丁度良い時期でもあります。

主な理由は以下の3つです。

・前の車が高く売却できるから
・(次の車を買う場合)繁忙期に向けて多くの在庫が揃っているから
・決算セールなどのお得な特典を設けていることが多いから

つまり「1月~2月」と「7月~8月」は、車を高く売却でき、欲しい車が見つけやすく、しかもお得に購入できる時期ということですから、買い替えの時期としては最適と言っても良いでしょう。

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高く売却できて、安く購入できる!おまけに選択肢も多いとなれば、この時期が車の買い替えに最適なのは当然ですね!

季節以外の買い替えに適した時期とは?

ここまで、1年のうちでどの時期が買い替えに適しているか(=高額買取が期待できるか)を解説しましたが、車には季節的理由以外にも買い替えに適した時期というのがあります。

代表的なものでは

・車検のタイミング
・走行距離でのタイミング
・年式でのタイミング

があります。

車検のタイミングでの買い替え

みなさんも車検のタイミングで古い車を売却して、新しい車を買おうと考えたことはありませんか?

実際、車検のタイミングは買い替え時期の大きな目安になり得ます。

と言うのも、車検には結構な金額がかかりますが、売却前に車検したからと言って、車検にかかった金額以上に高く査定してもらえること絶対に無いからです。

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査定士に聞いていただければわかりますが、車検代以上に査定額がアップすることは絶対にありません。実は査定直前の車検は損でしかありません。

可能であれば、売却のタイミングは車検満期日の1ヶ月から2ヶ月前に売却を行うのがベストです。

なお、前述したように3月と9月は車が多く売れる時期ということもあり、世に流通している車も、この時期に車検の満了を迎える車が多いです(あなたの車もそうなのでは!?)。

ですから、もし車検満期日が3月や9月になっているなら、この時期は高く売却できる時期でもありますから、正に買い替えにはベストなタイミングと言うことになりますね。

走行距離5万km、10万㎞のタイミングでの買い替え

走行距離も買い替えのタイミングの大きな目安になります。

走行距離が少ない程、高額査定が期待できるのは当然ですが、査定額が特に大きく変わる境界線が走行距離10万kmです。

10万kmを超えると、査定額が大きく下がってしまいます。

その為、走行距離が10万kmに届きそうな車は、10万kmを超える前に売却してしまったほうが得です。

また、走行距離5万km以下と5万km以上でも査定額が大きく変わる傾向があるので、5万kmを目安に売却時期を決めても良いでしょう。

ちなみに、この走行距離5万㎞、10万kmというのは、車の消耗の目安という意味もありますが、それよりも “ユーザー心理” が大きく関係します。

実際みなさんも、5万kmと5万2000kmの差よりも、4万8000kmと5万㎞の差の方が心理的に大きく感じるのではないでしょうか?

そういった意味でも、5万kmを売却の目安にしているなら、4万5000kmを越えたあたりから売却の準備をしたほうが得ですし、同じく10万㎞を売却の目安にしているなら、9万5000kmを越えたあたりから売却の準備をしたほうが得です。

まずは今のあなたの車の価値を知っておこう!


車を売却するなら1月~2月、7月~8月が最も高額査定が期待できますが、買い替えを検討しているなら、まずは今現在の査定額を知っておくべきでしょう。

と言うのも、いくら1月~2月、7月~8月が最も高額査定が期待できるといっても、それが半年先だとしたら、その時あなたの車は確実に今より半年古くなっているということになりますから、それが1月~2月と言えども今より高額査定されるとは限らないからです。

ですから、買い替えを検討しているなら、まずは今現在のあなたの車の価値を正確に知っておき、それによって、高額買取が期待できる時期まで引っ張るのか?それとも売ってしまうのかを決めようにするとお得に買い替えできると思います。

今の状態であなたの車の価値を知る方法としておすすめなのがネットの一括査定サイトです。

一括査定サイトを利用するなら、信頼できるのは「カーセンサー」と「ユーカーパック」の2つです。

カーセンサーは日本全国から1,000店以上、しかも大手の業者が参加しているので、時期に関係なく通常より高い査定額が期待できます。

ユーカーパックは「業者オークション形式」を採用しているため、タイミングによっては査定額がぐんぐん上がるのが魅力です。

どちらも30秒~1分ほどで入力完了するので、暇つぶし感覚で試してみてください。次の車の予算の計画も立てやすくなるなると思います。

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一括査定サイトは高く買取してくれる業者を探すだけでなく、買取相場を知るにも最適です!この2社なら、売るにも、相場を調べるにも、安心して利用できます。

忘れてはいけない自動車税

車を所有する以上、必ず自動車税は収めなければいけませんが、買い替えを検討している車の自動車税は払いたくはないですよね?そこで、ここでは買い替え(=売却)時期と自動車税の関係について少し解説します。

自動車税の負担が避けられる時期は3月上旬まで

自動車税を負担したくないなら3月上旬までに売却を済ませてしまう事です。

自動車税は、4月1日時点での車検証の所有者が負担する決まりになっています。その為、自動車税の負担を避けるには、3月末日までに書類上の手続き(名義変更又は抹消手続き)を完了させなければなりません。

なお、完了させなければいけないのは「書類の手続き」であって「売却日」ではないので注意が必要です。

抹消手続きに関しては、書類が揃っていれば3月末日に手続きを完了する事が出来ますが、名義変更に関しては、先に保管場所証明書を申請する必要がある為、通常1週間程度の日数がかかります。

また、車屋にとって繁忙期でもある3月は、多くの業務が集中するため、ギリギリの売却では手続きが間に合わない場合もあります。

しかし余裕を持って3月上旬までに売却すれば、3月末日までに名義変更などの書類上の手続きも完了させる事が可能です。

3月末日までに手続きを完了できなかった場合

タイミングが合わず3月末日までに書類上の手続きを完了できなかった場合、自動車税は “払い損” になってしまうのかと言えば、実はそうではありません。

と言うのも、売却した車に支払った自動車税は月割りで返還される仕組みになっているからです。

一旦は自動車税を支払わなければなりませんが、多く支払った分の自動車税は月割り計算され、後日返還されます。

ですから、もし売却&手続きが3月末日までに間に合わなかったとしても、年間の自動車税を満額負担する事はありませんので、その点は安心して下さい^^

人気車種は時期に関係なく高価買取が期待できる!

ここまで高額買取が期待できる時期について解説してきましたが、人気車種に関しては、時期に関係なく高く買い取りされるケースが多いということも知っておいてください。

また、日本車は海外へも盛んに輸出されている為、海外での需要がある車種も高く買い取りされます。
たとえば、日本のSUVやハイブリッドカーは特に海外で人気があり、時期に関係なく高額買取が期待できます。

加えて海外は「走行距離10万㎞ならまだまだ」といった風潮があるため、走行距離がそこそこいってしまっている車でも人気車種なら高額買取が期待できます。

日本国内では、N-BOXやタント、スペーシアなどの軽ハイトワゴンや、シエンタやステップワゴン、アルファードといったミニバンが特に人気があり、高額買取が期待できます。

また、これは異例ですが、スズキのジムニーのように年式に関係なく高額査定が期待できる車種も少なからずあります。

ですから、これは次の車の話になってしまいますが、売却時に高く売れる人気車種を選ぶというのも、損をしないためには重要になってくるかもしれません。

時期に関係なくおすすめなのが一括査定サイト


優良な一括査定サイトは販売力のある業者が参加しているため、時期に関係なく高額査定が期待できます。
また現在のあなたの車の価値を正確に知ることができるため、次の車の予定も立てやすくなります。

おすすめの優良一括査定サイトはカーセンサーユーカーパックの2社です。
一括査定サイトはこの2社だけで十分です。

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逆にマイナーな一括査定サイトはしつこい営業電話がいつまでもかかってくることがあるのでおすすめできません。

下の表を見てください。

一括査定サイト比較

この表は代表的な一括査定サイトを比較したものですが、「カーセンサー」と「ユーカーパック」の2社が圧倒的に提携買取業者が多いのがわかります。

「カーセンサー」

出典:https://kaitori.carsensor.net/

日本全国1,000店以上の業者、しかも大手が参加しているため、リアルタイムで「あなたの車を買取りたい(=あなたの車が欲しい顧客がいる)」業者が見つかる可能性が高く、高額査定が期待できます。カーセンサーは、高く売るためにも、正確な査定相場を知るためにも必ず利用するべき一括査定サイトです。

「ユーカーパック」

出典:https://ucarpac.com/

先ほどの表からも分かるように、ユーカーパックは日本全国2,000店舗以上、実はカーセンサー以上の業者が参加しています。
ただし、ユーカーパックは中小の業者も多数参加しているとのことなので、規模的には大手が多数参加しているカーセンサーの方が大きくなります。
ユーカーパックは「業者オークション」形式を採用しているため、タイミングによっては査定額がぐんぐん上がるのが魅力です。
また、全ての買取業者をユーカーパックが統括しているため、業者からのしつこい営業電話がかかってこないのも魅力です。

まとめ

今回は最もお得に車の買い替えができる時期にスポットをあててご紹介しました。
車の買い替えを検討している方は是非参考にしてください。